認知機能低下予防のためにできること
こんにちは。
リハビリテーション科の遠藤です。
皆さんは将来の健康に不安はありますか?
ある新聞社のアンケートでは97%の方が将来に不安があると回答したそうです。
なかでも認知症を患うことに関しては68%と上位にあがっていました。
認知症とは認知機能が低下して日常生活に支障をきたす状態のことをいいます。
日本の現状として2020年の統計では65歳以上の認知症は600万人と推計され、2025年は約700万人になると予測されています。
高齢者の約5人に1人は認知症になる数だそうです。そう聞くと身近なものに感じるかもしれません。
できるだけ認知機能の低下を予防していきたいですが、
一番効果が期待できると言われているのが運動です。
どのくらい行えばいいかというと、週2回以上、30分以上の運動・体操を実施すると認知機能低下の予防効果があることがわかっています。
さらに一人で運動するよりも、仲間と行う運動がより強い予防効果が示されています。
このことから地域のグループで行っているグランドゴルフや卓球などのスポーツクラブ、地域のサロンなどに参加している方は是非継続してください。
ちなみにうつ病予防や要介護認定されにくくなるなど他の効果もあることがわかっています。
認知機能低下予防と言えば「脳トレ」と思う方もいるかもしれません。
しかし脳トレと謳われているゲーム等は効果が証明されていないようです。
頭を動かすより体を動かしたほうが認知機能低下を予防できるので不思議ですね。
普段全く運動しないという方は週2回を目標に散歩を始めてみてはいかがでしょうか?
リハビリ科 遠藤