学生期に多いスポーツ障害について①
今回は成長痛とも呼ばれているオスグッド・シュラッター病について書かせていただきます。
スポーツを活発に行っている男児に多く、小学生高学年から中学生に多くみられます。
特にサッカーやバスケ、野球などダッシュやジャンプ動作などを繰り返すスポーツで多いです。
どんな病態かというと、太ももの骨についている大腿四頭筋が骨の成長に追い付かず、付着している膝下の突起部分の骨が剥がれてしまう状態です。
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早く治すためにはスポーツは中止し、安静にすることが一番です。
ケアとしては大腿四頭筋のストレッチが最重要です。さらに上記の写真のように筋肉は骨盤にもついています。そのため不良姿勢の改善も効果的です。特に重要なストレッチは以下に。
皆さんの中には背が伸びている証拠とか背が高くなる人はみんな膝痛くなると思っている方はいないでしょうか。
実はそんなことはなく、背の高い子でも痛みが出ない子がいっぱいいます。
日頃から柔軟性、姿勢を意識して過ごしましょう。
痛みが強い場合はストレッチで痛みが悪化する可能性もあります。
もしお子さん、お孫さんが膝痛いと訴えていたら甘く見ずに整形外科受診をお勧めします。
リハビリ科 遠藤
大生水野クリニック