『フレイル』って聞いたことありますか?

 

皆様こんにちは、リハビリテーション科の遠藤です。

今回は題名にある通りフレイルに関することをお伝えしたいと思います。

 

その前にまず背景について説明したいと思います。

現在日本はご存じの通り高齢社会と言われています。
内閣府の発表によると2022年の65歳以上の人口は3621万人となり総人口に占める割合(高齢化率)は28.9%に達しているそうです。

(ちなみに高齢化率を世界的にみてみると、2021年度のデータですが1位は日本、2位はイタリアで23.6%。その他ヨーロッパの国々は20%前後、アメリカは17%、中国は12%などなど。さらに見てみると健康寿命も日本が1位です。日本が長寿の国と言われているのがわかります。)

 

今後も高齢者は増加し2042年がピークになると言われており、出生率は低下しているため、高齢化率はどんどん上がっていく予測になっています。

 

少し酷な話になりますが元気な高齢者が要介護状態の高齢者を助ける支えるような社会になってくると思います。

 

そんな状況の中で高齢者の生活機能の維持・向上を目指して『フレイル』という概念が提唱されました。

 

フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体機能や認知機能の低下がみられている状態のことです。
健康な状態からフレイルの時期を経て要介護状態に進行すると考えられています。

このフレイルの時期に適切な治療や予防を行うことで健康な状態に戻る、要介護状態に進行しないように気を付けようと言われています。

 

フレイルの予防や改善には、定期的な運動バランスのいい食事十分な睡眠ストレスの軽減社会的なつながりの維持などが重要です。
特に人と関わりながら定期的に運動するというのは研究でも効果が証明されています。


グラウンドゴルフや卓球、近くのサロンに通う等は是非継続してください。

 

狭山市では介護予防事業の一つとしていきいき百歳体操を行っています。


地域住民の方々が近くの集会所や自治会館などに集まり、効果的な体操を定期的に開催している通いの場です。
皆様の近所でも行っているでしょうか?

 

コロナ禍になり運動や他者との関わりが減っていたと思いますが、今後が重要です。
フレイルという概念を知っていることで運動意欲にもつながると思われますので頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。

 

リハビリ科 遠藤

大生水野クリニック