明けましておめでとうございます!

 

リハビリテーション科 理学療法士の遠藤です。

 

リハビリ科今年初の投稿です。今年も皆様に役立つ情報を掲載していきたいと思います!

 

 

さて、突然ですが最近ウォーキングしている方で、両方の手に杖を持っている方をよく見かけませんか?

「あれどんな効果があるの?」と、患者様からご質問をいただくことがあります。

ご存知の方もいると思いますが、『ノルディックウォーキング』と言います。

 

こんな感じです↓

 

そこで、今回はノルディックウォーキングの効果を簡単に説明したいと思います。

 

ノルディックウォーキングとは、2本の専用ポールを持って歩く誰でも簡単に取り組めるフィットネスウォーキングです。リハビリや歩行補助からトレーニングまで幅広く活用することが可能です。

 

具体的な効果は

 

①高いエクササイズ効果

通常のウォーキングより30〜40%高い消費カロリーになると言われています。

また全身の90%の筋肉が使われるとも言われています。

 

②姿勢の改善

専用のポールを持つことにより手の力で背中を伸ばすことができます。背中が伸びることにより腕を振りやすくなったり体の回旋がおきやすくなったりします。

 

③歩行スピードの向上

ポールを後方へ押し込むことで前方への推進力が増加します。

歩幅は約6%向上します。

 

④足腰への負担軽減

常に足とポールの2点で支えるようになる為、足や腰への負担が軽減されます。

歩行中、膝と腰にかかる約5kg分の負荷を軽減できるそうです。

 

⑤安全性の向上

両手にポールを持つことにより支持面が広がるため安定性が向上します。

ふらつきが強い方や下肢筋力低下している方が使用することで転倒のリスク低減につながります。

 

などが挙げれられます。

細かいことを言うと上記以外にも体にいいことがたくさんあります。

 

 

私たちリハビリ科も患者様の姿勢や歩き方を見てノルディックウォーキングを薦める場合があります。「杖使うのは恥ずかしい」とおっしゃる方もいますが、壮年期の健康増進や介護予防などで特に効果を発揮するウォーキングだと思います。

歩行能力に合わせた歩き方、ポールの選び方もあるので気になる方はノルディックウォーキングのホームページを見てみると参考になると思います。

 

いかがでしたでしょうか?年齢関係なく幅広い世代の方が対象になるので、普段からウォーキングしている方は検討してみもいいかもしれません。

 

 

リハビリ科 遠藤

大生水野クリニック