新年度がスタートし一月が過ぎました。
新しい環境や習慣に慣れてきたころかと思いますが、疲れが出やすい5月でもあります。
そんな中、毎日の歯磨きが適当になっておりませんか?

 

歯磨きはむし歯を抑制してくれる我々の日々の習慣ですが、より効率良く有効的に行うことが重要です。
中でも“フッ素”は皆さんの日常で、よく目にしたり耳にしたりすると思いますが、歯の質を強化してくれたり、むし歯菌を抑制してくれることで、むし歯になりにくくする働きをします。

 

海外では水道水に、フッ素が含有されてむし歯予防に活かされている程、フッ素の使用が重要とされています。

 

我が国では
①フッ素配合の歯磨き粉にてブラッシング
②フッ素配合の洗口剤にて洗口を行う
③歯科医院によるフッ素塗布
これらの3つの方法でフッ素を活用できます。

なかでも最も身近な毎日の歯磨きで“フッ素”を効率よく有効的に使用するポイントを抑え、むし歯予防に繋げて頂きたいと思います。

 

  • ブラッシングにて食べかす、細菌を落とす!

口腔内の細菌を除去することが先ず大前提です。いくら高級な歯ブラシや歯磨き粉を使用していても、細菌が除去されていなければ意味が有りません。1本1本丁寧に歯を磨きましょう。

 

  • 高濃度のフッ素含有の歯磨き粉を使用する!

市販で販売されている歯磨き粉の9割にフッ素が含有されています。ただ、濃度は歯磨き粉によってさまざまです。日本では1500ppmまでの濃度のフッ素濃度が販売されていますので、なるべく高濃度の歯磨き粉を選ぶようにしましょう。(フッ素の過剰摂取による歯牙フッ素防止の為、6歳未満の子供には500ppmまでが推奨されます。)

 

  • 歯磨き粉は2cmで10mlの水で漱ぐ!

歯磨き粉の量は少なすぎず、多すぎず。成人であれば2cmが推奨されています。またフッ素を口腔内になるべく停滞させる為に、少量の水でうがいをしましょう。ペットボトルのキャップ約1杯分の量が適正な目安です。

 

歯磨き粉 フッ素含有量

いかがでしたか?どれも直ぐに出来ることですので、是非試して頂きたいと思います。
クリニック歯科でも高濃度フッ素含有の歯磨き粉の取り扱いをしております。
ご興味ある方はお気軽にお声かけ下さい。
一人でも多くの方がむし歯で痛い思いをされませんように…。

 

歯科衛生士 岡田

大生水野クリニック