身体の痛みを感じるときに、我々は痛み止めを処方します。一般では、消炎鎮痛剤と言って、カロナール・ロキソニン・セレコックスが有名ですよね。最近では、痛み止めでも色々な種類の痛み止めが出ています。

打撲、捻挫や急性の痛みであれば先程お話しした消炎鎮痛剤が有効です。

 

痛みには、関節や筋肉や骨の痛み以外に神経由来の痛みもあります。神経障害性疼痛と言い、ビリビリ・ジンジン・チクチクする痛みは神経由来の可能性があり、最近ではこのような痛みに対しては、リリカ・タリージェ・サインバルタと言う薬が有効です。

 

また、慢性的な痛みの腰痛や膝関節痛に対しては痛みだけでなく、痛みに対する不安な気分も改善するトラマール・トラムセット・ワントラムと言う薬があり、効果があります。

我々は痛みの種類や状況に応じてこれらの薬剤を使い分け、また併用しています。使い方を間違えると逆効果になることがありますので、どのような痛みなのかを主治医の先生にお話しして頂き、適切な薬剤を処方して頂きましょう。

 

大生水野クリニック 整形外科

大森 茂樹

大生水野クリニック