虫歯はなるべくないほうがよいですよね。

虫歯は磨き残しなどで部分的に歯の表面が溶けることで起こりますが、歯が溶けることは虫歯のほかにも起こります。
部分的に酸性になる虫歯とは異なり、口の中の酸性度によって歯が全体的に溶かされていくことを酸蝕症といいます。

エナメル質はpH5.5 象牙質はpH6.2で溶けだすといわれています。

意外に酸性度が低い飲み物がたくさんあることをご存じですか。

 

 

 

【酸性度が強いのは? 清涼飲料水・お酒】

クインテッセンス出版株式会社:飲食物で歯が溶ける?!酸蝕から歯を守ろう!より引用

【酸性度が強いのは? 健康飲料・乳幼児向け飲料・柑橘類・調味料など】

クインテッセンス出版株式会社:飲食物で歯が溶ける?!酸蝕から歯を守ろう!より引用

 

 

【同じ飲物でpHに差あり!(紅茶)】

 

【同じ飲み物でも㏗に差あり!(コーヒー)】

 

食べた直後に歯を磨かないほうが良い、と近年言われています。
食後30分~1時間後に磨くほうがよい、と言いますが、現実的ではない場合もあります。
そんなときは単純に、歯磨きをする前に口の中をより中性に近い状態にすればよいのです。
牛乳を飲んだり、水でゆすいでから歯を磨くのがよいでしょう。

昔は「1日3回毎食後3分磨く」と言われていましたが、今は違います。

「1日2回(就寝前とあと1回)、2センチの歯磨剤で2分間、ブラッシング後は2時間飲食しない」

「2+2+2+2テクニック」というそうです。

いかがでしょうか。ぜひお試しください。

 

歯科 雲津

 

大生水野クリニック