先日、吐物処理についての院内研修を行いました。

 

当法人の吐物処理マニュアル動画を確認し、看護師がレクチャーをしながら疑似吐物を処理しました。

 

吐物の中には感染症につながるケースもあります。

 

これからの時期に特に注意したいのが「ノロウイルス」です。

 

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽傷で回復しますが、子どもやご高齢の方では重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせるケースもあると言われています。

 

また、患者の便や吐物には大量のウイルスが排出されるので、便や吐物を処理するときは十分に注意する必要があります。

 

ノロウイルスは1年を通して発生はみられますが11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12月~1月は発生のピークになる傾向があります。

 

昨年はノロウイルスの発生件数は例年より少なかったようですが、コロナウイルスの感染対策と同様に注意が必要です。

 

年末に向け、会食をする機会も多くなると思いますが、食事の前やトイレの後などには必ず手洗いを心掛け、感染対策を徹底して、楽しい年末年始を迎えましょう♪

 

大生水野クリニック