2022年。もう、3月になりました。早いですね〜。

 

さて徐々に気温も暖かくなってウォーキングを始めよう、再開しようとしている方も多いのではないでしょうか。

ウォーキングの際に大きく腕を振って、歩幅を大きくしましょうと聞いたことはないでしょうか?その方が各関節の動きも大きくなり、運動強度、スピードが上がるため短時間で効果的な運動ができます。また小股だと足が上がりにくく躓きやすくなり転倒の危険性が上がってしまいます。簡単なことですが手を振る、歩幅を大きくすることを意識してください。

 

さらに今回はもう少し深掘りして効果的なウォーキングができるような注意点をお話しさせてください。

 

今回注目するのは胸郭です。

胸郭は胸骨、肋骨、胸椎で構成されます。(赤丸で囲まれた部分)

胸郭

 

胸郭は身体の回旋(ねじれ)と側屈(横に倒れる動き)、呼吸に大きく関わります。

 

歩行しているときに胸椎の7番目を境に上下逆の回旋が起こります。

↓こんな感じです。

第7胸椎

この胸郭がねじれる動きによって右手が前の時に右足が後ろになるわけです。

そのため胸郭が硬いと手を大きく振ろう、足を大きく出そうとしても動きが悪くなってしまいます。

手を振る、歩幅を広くするための前段階として胸郭のストレッチはとても大事だと思います。

 

胸郭のストレッチの一例です。↓

ウォーキングを始める前に胸郭の回旋ストレッチを行ってみると効果的なウォーキングになると思います。ぜひ試してみてください。

 

リハビリ科 遠藤

大生水野クリニック