こんにちは!

理学療法士の大谷です。

 

 

今回は筋肉クイズ第2弾です!

 

第1弾は「ハムストリング」でした。

(過去記事「ハムストリングはどこでしょう?」はこちらから)

 

第2弾は「腸腰筋」です。

 

皆さん、腸腰筋はどこにある筋肉かわかりますか?

 

前回のハムストリングと同様に、腸腰筋は腰痛とも関わりの深い筋肉です。

 

 

正解はこちらです!

 

ヒューマン・アナトミー・アトラス2021 より引用

 

 

 

腸腰筋はお腹の深い位置にある筋肉です。

 

「インナーマッスル」という言葉は聞いたことあると思いますが、腸腰筋はインナーマッスルにあたります。

 

 

腸腰筋は腰椎(第12胸椎・第1~5腰椎、腸骨)から大腿骨の上部(大腿骨小転子)についています。つまり、体幹と下肢を繋いでいる筋肉となります。

しかも、腸腰筋は体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋肉といわれているので、非常に重要な筋だということがわかりますね!

 

実は腸腰筋は細かく分けると「大腰筋」と「腸骨筋」に分けられます。

(※さらに細かく分けると「小腰筋」もありますが、小腰筋は半数以下の人にしか存在しないと言われています)

 

先ほどの体幹と下肢を繋ぐ筋というのは「大腰筋」になります。

 

 

腸腰筋の機能は、「股関節を屈曲する」「骨盤を前傾する」です。

 

階段を登るときや靴下を履くときなど、足を引き上げるときにこの腸腰筋は働きます。

 

また、骨盤の動きにも関与する筋なので、良い姿勢を保持するときにも腸腰筋は活躍します。

 

腸腰筋は腰椎についている筋なので、腸腰筋の機能が低下すると腰に負担が生じやすくなりそうなことは想像できそうですね。

 

 

椅子に座っているとき、腸腰筋は短縮しています。長時間座っていると腸腰筋が硬く縮こまり、機能低下を起こしやすくなります。

 

椅子に長く座っていて、立つときに腰が痛くなりやすい方は腸腰筋が問題となっているケースもあるので、小まめに腸腰筋のストレッチをすることをおすすめします!

 

椅子に座りながらできるのでぜひやってみてください(^_^)

 

 

リハビリ科 大谷

大生水野クリニック