「溶連菌感染症」についてのお話
秋を感じる間もなく冬に突入してしまったような寒さの今日この頃ですが、
体調管理できていますか?
今回は「溶連菌感染症」についてお話ししたいと思います。
俗に言う 溶連菌 ですが、溶血性連鎖球菌という細菌を原因とする感染症の一つです。
特に感染症を起こす頻度が高く、一般的によく知られているのが
「A群溶血性連鎖球菌」です。
主な症状は、発熱(38℃以上)、喉の痛み、リンパ腺の腫れなどで、鏡でよく見ると口の中に白い部分(白苔)がみられることもあります。
主に小児が罹患する感染症というイメージがありますが、お子様から大人へ感染する可能性もあります。
主な感染経路は飛沫感染といわれており、日常生活の中で出る咳やくしゃみなどによって感染させてしまう可能性があります。
また、感染してしまった際は、食事の時の大皿料理や食べさせ行為は控えた方がよいと思われます。
当院では、迅速検査キットによる検査が可能です。
溶連菌陽性であれば指定された日数の抗生剤の内服が必須です。
確実に溶連菌を除菌するためには必ず抗生剤を飲みきることが大事です。
抗生剤内服後の尿検査もお忘れなく。
尿検査では、溶連菌の細菌が心臓や腎臓に悪さをしていないか初期的な段階でわかります。
当院では、感染症対策を徹底して対応させて頂きますので、ご安心して来院して頂き
困ったときはご気軽にご相談下さい。
看護科 鈴木
大生水野クリニック